今回の大地震、津波に見舞われ被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
大切な方々を失った方々,家族の安否を案じる方々、住む場所を失った方々の心の平安が早く訪れることを切に願っています。
東京や関東に住む家族や友人の無事を確かめたあとも、次から次へと、十何年も会っていない知人たちの顔が思い浮かびます。このような災害が起こらなかったら思い出さなかったであろう、同じ時間を過ごしていた人たちの顔が、次々と浮かんでくるのです。
元気であってほしい。
被災地から遠く離れた私の周りの景色は、震災が起こる前とさほど変わらないはずなのに、違ってみえます。
いつものようにヨガのレッスンをし、帰宅して、家のことをする。
いつものように朝、家族を送り出す。お腹の力が抜けてきます。
夕方になればいつものように子どもは疲れて、まとわりつき、だっこをせがみます。目の奥が痛くなります。
無邪気に夫に笑顔で話しかける子どもたち、その様子をつい息を止めてみてしまいます。
眠る前、毎日娘と手をつなぎます。幸せだけどあたりまえの習慣になっている。
あの災害の日から、生まれたばかりの頃感じたように、娘たちの中の命がくっきりと見えて、喜びと悲しみが身体を固くさせます。
ヨガをしている瞬間、身体をうごかしているほんの少しの時間は、自分の命が力強く動いているのが感じられる。
いつものあれこれに戻ったとたん、いつも通りにいかない自分に唖然としています。
昨夜、なかなか眠れなかった。子どもたちの寝息が聞こえてきて、急に泣きたくなりました。
発作のように涙が出たら、深く息が吸えるようになってそのまま寝付きました。
私が泣くべきじゃないかもしれない。
でも眠ることができました。
みなさんがゆっくり眠ることができますように。