自分が小さかった頃は、毎日の出来事がゆっくり繰り返されてたような感覚だったのですが、こうやって子どもたちと暮らしていると、そんなことはなかったよと、はっとします。
子どもにとっては新しく経験することが、私たち大人よりも格段に割合が多いわけで・・・。
子どもたちは日々、新しい出来事を体験するのですから、日々、想定外、予測不可能の世界に生きているわけです。
いつしか大きくなるにつれて、私は予定調和の世界に自分の居場所を見つけ、必要以上に想定外の出来事に、それほどの自覚のないまま、ドキドキ、ビクビクするようになってしまった。
今の子どもたちに偉そうなこといえない・・・。
そんな居心地の良いパターンの中では、想定内。傷つくこともないわけです。
そんな私が、結婚し、子どもを生み、育てる中、
どっかんどっかんと、想像を超える、想定外の出来事が現れてくる。
それまでは、新しい人づきあいも、どこか慎重で、踏み出すのにとても勇気がいったのでした。
軽々と人との間を行き来できる方に、すごく憧れながら、自分の巣をせっせとつくっていたのです。
私の場合、家族という共同生活を営むことが、ショック療法というか、リハビリになったのでしょう。
多少の想定外の出来事も、受け入れる気構えのようなものは出来てきたと思います。
心に波風を起こす原因は、大抵、人と人との間の出来事。
人と関わることで初めて想定外な出来事が生まれてくるんですよね・・・。
子どもたちには、想定外な体験をいっぱいしてほしい。
自分の内側の世界と、外側の世界の異なり具合を、想像の世界だけではなく、体感してほしい。
そして、ちょっと疲れちゃったり、傷ついても隠れることのできる自分の居場所もつくってほしい。
話が飛びますが、笑
たとえば幼稚園や学校に求めることって、人それぞれだと思うけど、
自然環境、設備、保育システム、私はそんなにこだわらない。(というかこだわらなくなった。)
私の子どもたちの先生たちは、一緒に想定外の出来事を楽しみ、見守ってくださる先生たちです。
私の子どもたち、すごく恵まれています。