ずっと行きたかったキャンプ。ようやく先週末に念願かなって、支笏湖畔の小さなキャンプ場に行ってきました。
その前の週まではまだ夏の装いでも大丈夫だったのに、急に冷え込んできたので、毛布や冬物を詰め込み、愛車の軽ワゴンで出発。
当日はあいにくの曇り空で、炊事場も故障中で、水が出ないと言われ、日帰りにしようか迷いながら
テントを設営。
我が家のテントはファミリー向けのちょっと大きめテント。娘たちにお手伝いしてもらって、ドタバタ組み立てていく過程も楽しい。下の娘はやる気満々でしたが、度々足手まといになって、お姉ちゃんにため息をつかれていました。
まだトイレが完璧でない娘と一緒なので、トイレの近い林の中にテントをたて、日が当らないとかなり寒い。今回の最大の目的、焚火台を試したくて早々に火を起こし始めました。
遠い太古の血が騒ぐのでしょうか・・・。火を囲むっていいなあ・・・・。隣もお父さんとちびっこ兄弟で焚火を囲んでる。男同士で何話していたんでしょう?
夕暮れ時には天気も回復、湖畔を散歩。上の娘はひたすら石切りに夢中。4回連続も成功し、うれしそうでした。
下の娘はお姉ちゃんをまねして、でかい石をえっちらおっちら運んでは湖に投げこみ、「カンプ(キャンプ)楽しいね〜。」とこれもまた満足げ。
キャンプ初心者の我が家は、今までガイドブックおすすめのキャンプ場ばかり選んでたのですが、子どもたちはここがとっても気に入ったよう。
上の娘は夕焼け色に変わっていく湖を眺めながら、「また来年来ようね。」とつぶやいていました・・・。
夜ごはんは、シチュー。秋の夜、暖かさが体にしみわたりました。
だんなはキャンプでは焼き肉が食いたいと騒いでいましたが、飽きたし、寒いし、即座に却下。
鍋や食器類もまだそろってないので、バラバラと家使用のを持ってきたのですが、柳さんの鍋のステンレスがいぶされ、素敵な色に。泣(覚悟はしていたんですけど・・・。)
少しずつ、丈夫で小さなアウトドア用の鍋が欲しくなっちゃいました。こんなところまで来て、物欲丸出しな我が身が情けない・・・。
あまりにも寒くて、夜は早々に就寝。
真っ暗な中、娘とボットン便所に怖々通い・・・。こんなことだってキャンプだと楽しいな〜。
夜明けの湖、みんなで散歩。
湖畔にはだれもいなくて私たちだけでした。
ファミリー車のCMにも「ものより思い出」というコピーがあるぐらい、今の生活にはいろんなものが溢れていて、感覚が麻痺しちゃってる。
たとえば、子どもと一緒のその思い出さえも、親のほうがいろいろプロデュースしすぎちゃっているのではないのかな・・・・。
湖を目の前にして、何かを感じているような風の大人びた上の娘の横顔。
ついその場で、彼女の世界を覗いてみたくなる気持ちを押さえ、黙って私もこの空気を感じておこうと思ったのでした・・・。