その時々で波があるのですが、自分のためのヨガの時間が思う存分取れないとき、料理など家事の中でエネルギーを昇華しているような気がします。
週末や子どもたちの長いお休みの期間、小麦粉熱が我が家(というか私)にやってきます。
手軽なところでは子どもと一緒に出来る、蒸しパンやパンケーキやクレープ。
あとは生地作りをブレッドメーカーに任せて子どもには小麦粉ねんどよろしく、傍らパン生地で遊ばせながらのパン作りなどなど。
そんな小麦粉熱が高まると、いつも図書館で借りてくるウー・ウェンさんの「北京小麦粉料理」。
面白い本です。コマ割りで作業の順に写真が載っています。
あの広大な中国で生まれた小麦粉の扱いの知恵がたくさん載っていて、本当に面白い。
強力粉と薄力粉との配合や、水を使うか、お湯を使って捏ねるかによって、まったく違ったものが出来上がります。
そこに中国独特の油という要素が加わると、ものすごい数の粉料理のバリエーションです。
本来、主食としては日本のお米が大好きなのですが、私にとって、粉をさわるというのはまた違った感覚で、お遊びや実験の要素が強くなるのかもしれません。
いつの日か日本各地、世界各地で食べられている粉料理を食べつくしてみたいという願望があります。笑
私の生まれ育った東京西部では、なにかというとうどんを食べる習慣がありました。きっとお米がとれない土地だったので、ちょっとしたごちそうだったのでしょう。
母は埼玉出身でしたが、「やきもち」と呼ばれた「地粉(中力粉」を水で溶いて焼き、砂糖醤油で食べるものや、酒まんじゅうなんかもよくつくっていました。
そんな環境で育った血がこんなに熱くさせるのかもしれません。笑
中国でも北のほうを旅した時には、粉料理の屋台がたくさん出ていました。よく食べたのは長野のお焼きのような風貌なのですが、皮はきっとラードがはいっていて、パイのようにさくさくとして、中はひき肉と野菜がはいってました。
タイの屋台でお気に入りだったのは、バナナロッティと呼ばれるお菓子。
ロッティはインドではチャパティのパイ層状になったものの総称だけど、ここではココナッツ風味のかなり伸びる生地にバナナとコンデンスミルクをかけて畳んで渡してくれるクレープのようなものでした。
甘ーいんだけど、南国の暑さにものすごくあっていました。
あちこちの屋台の人が粉をいじる過程が楽しくて、じーと手元を観察していました。
南インドでよく食べたのが、ドーサ。あれは小麦粉ではないのかな?でも粉料理ということで・・・。
たぶん米と豆の粉が混ざっているような感じ、
なかにマサラのきいたじゃがいものマッシュをいれたクレープのようなものです。
禁断症状のように、時々あの味が無性に食べたくて、東京に帰る度に南インド料理屋を探しては食べています。
今回帰省した時は、実家の沿線で南インド料理屋をみつけ、子どもを引き連れて食べにいきましたよ。執念。
粉が違うから自宅では再現は無理かな〜と思ってたら、小麦粉だけでかなり近い食感が出せたので、もうすこし実験してみようと思います。
私はお腹がすいているのでしょうか?すごい熱意で粉料理のことを語っていますね・・・。
この時間でかなりヨガが出来たのですが・・。とほほ。